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ABOUT KIMONO
着物は日本の伝統的な衣服です。
現在でも、フォーマルウェアとしてだけではなく、日常のファッションとしても着用されています。幅約40cm、長さ約12mの反物から、1着の着物を仕立てることができ、形に男女の違いは多少あるものの、同じ大きさの生地からあらゆる体型に合わせて仕立てることができます。また、仕立てる際には、縫い代をカットすることなく、縫い込む分量を変えることで身幅の調整をするので、ほどいて四角い生地に戻し、仕立て直すことができるという合理的な構造です。素材を再利用しやすいというエコロジカルな利点もあります。微妙な違いはあれどひとつとも言える形状に、染めや織りの技法と多様な色柄が組み合わされ、豊かな表現をまとった衣服。直線的でシンプルな形だからこそ色柄が際立ちます。また、平面的な形状の衣服を曲線的な身体に合わせながら着用することで、着姿に着る人の人格が浮かび上がります。単に「着る」というだけでなく、からだに「着付ける」という行為と共に成り立つ着物には、自由で自分らしい着こなしが楽しめる余地があるのです。
HOW TO WEAR KIMONO
着物は男女の形状が異なるため、その着方には違いがあります。また、着物と浴衣は、下着や小物の種類やその必要数などに違いはありますが、基本的な着方の手順は同じです。
FOR WOMAN
- 1.下着類を付け、浴衣を羽織って両袖口を持って軽く引き、体の中心に合わせる。
- 2.衿先を持って裾を上げ、着丈を合わせる。
- 3.下になる右身頃を体に巻きつける。
- 4.右身頃の上に左身頃を重ねて巻きつける。
- 5.身頃のたるんだ部分(おはしょり)の下で紐を締める。
- 6.身八つ口(脇のスリット)から手を入れておはしょりを整える。
- 7.胸の下、帯に隠れる位置に伊達締めを締める。
- 8.帯を結んで完成。
FOR MAN
- 1.下着類を付け、浴衣を羽織って両袖口を持って軽く引き、体の中心に合わせる。
- 2.下になる右身頃を体に巻きつける。
- 3.右身頃の上に左身頃を重ねて巻きつける。
- 4.帯に隠れる位置に紐を締める。
- 5.帯を結んで完成。