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水うちわ

水うちわ

「水うちわ」とは、うちわの骨(竹)に、彩色を施した非常に薄い岐阜県美濃の手漉き和紙(雁皮紙)を貼り、天然のニスを塗って仕上げた伝統工芸品です。
ニスを何度も重ねて塗ることで、水のような透明感が生まれ、とても涼しげな姿であることから「水うちわ」と呼ばれるようになったという説と、
当時の人々が、うちわに水をつけてあおぎ、水が蒸発する際の気化熱で涼んでいたからという説があるそうです。
いずれにしても、清らかで優雅な時間を想像させてくれる話。
1300年続く美濃紙の歴史と、長良川をはじめとする美しい水のある岐阜県ならではのうちわです。

「ROCK」は、表には黒インクで柄を施し、裏面には不透明の白インクでドット柄を印刷しています。
また、「REN」は、原料であるコウゾの繊維を藍染めした手漉きの透かし和紙を表面にニスで貼り込み、
裏面は不透明白インクのボーダー柄。どちらも、水うちわの透明感を活かしたデザイン。
そして、蛍光ピンクが鮮やかな「輪花」は、実は家田紙工さんからの要望で誕生しました。
高橋理子は、蛍光ピンクを現代ならではの色と考え、意識的に使用しています。
蛍光ピンクが表現可能な技法や素材である場合、その色を使うことによって、職人やその技術に新しい風を送り込みたいという思いがあります。
高橋がこの水うちわを手がけることになった時、水うちわに蛍光ピンクは必要ないと考えていました。
手間を惜しまず大切に生み出された水うちわは、その当時とても人気で、なかなか手に入らないほどだったからです。
色で強く主張しなくても、十分そのすばらしさを多くの人が理解しているのであれば、
これまでの水うちわのイメージはそのままに、その中で高橋らしさを出そうと考えたのが「ROCK」と「REN」でした。
そして、ある日、蛍光ピンクも作ってみたいとの連絡をいただき、「輪花」は生まれました。
伝統の世界では敬遠されることが多かった蛍光ピンクを、柔軟に受け入れて新しいことへ挑戦してくださる姿勢、
蛍光ピンクの水うちわを作りましょうと、いう職人からの提案にとても驚き、同時にとても嬉しかったと語ります。

その地に根付く文化や風土にあった仕事を継承しながら、時代を捉え前進していくことの難しさを理解した上で、
共に挑戦をしてくださる作り手は、ものづくりにとってなくてはならない存在です。
これは、そんな職人たちがいたからこそ生まれた水うちわです。

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